被災の原因を整理する

大災害が起こっても、その地域の全ての住人が被災するわけではありません。

災害と被災は別です。

災害の発生を無くすることは、出来ませんが、被災を少なくすることは出来ると思います。

被災を少なくするためには、被災の原因を理解する必要があります。

地震原因での災害の場合は、地震振動による建物倒壊による被災、倒壊から発生した火事による被災、津波による被災があります。

台風や豪雨原因の場合は、堤防決壊による被災、山崩れ等の土砂災害があります。

これらを整理すると、被災原因はいくつかに分類集約されます。

  • 建物倒壊原因による被災(地震による倒壊、火災)
  • 浸水による被災(津波、台風、豪雨、高潮)
  • 土砂災害による被災(台風、豪雨)

地震や、台風や、豪雨などの災害によって被災する訳ですが、その被災の直接的要因は、建物倒壊、浸水、土砂崩れの三つに整理できます。

そして、この三つの被災原因は地形と深く結びついています。

1.建物が倒壊する最大の要因は地盤の悪さ。

2.浸水する要因は、低地であること。

3.土砂災害に被災する理由は、山に隣接する立地。

被災しないためには、リスクの高い地域に住まない事です。

これを守れば、被災リスクは大きく減少します。

人間はおかしな生き物です。

分かっているのに、動きません。

不思議ですね。

そこが、人間の、生き物としてのしたたかさとも思います。