タールまみれスキレットを焼く

タールにまみれたスキレットを焼いて、タールを焼ききることにした。

 

まず、炭火をおこす。

日曜大工の廃材を細かく割り、スターターに投入し、着火。

炎が出たら、炭をスターターの中に投入する。

スターター内部の様子をみながら、炭を追加投入する。

 

使う炭は、ホームセンターの安物炭。

スキレットを焼いてタールを焼ききるには、高温が必要になる。

高温を出せるのが、ホームセンターの安物炭。

高級炭は駄目。

 

炭がおこったら、能登珪藻土BBQコンロに炭を投入し、

炭の上部にタールスキレットを設置。

そして、手製円錐煙突を竈に被せる。

このまま放置。

煙突効果で竈の中は高温になり、タールは焼ききれる。

 

すぐに、タールが焼ける煙がモクモク。

モクモク。

モクモク。

モクモク。

モクモク。

モクモク。

 

ウーン。ちょっとオカシイ。

煙が無くならない。

温度、上がってないのかな。

円錐煙突を外し、スキレットをみる。

タールの状態を見る。

タールの色が黒い。

焼ききれれば、タールは白くなる。

まだタールが焼き切れていない。

これは、温度が不足している。

 

どうしたら、よかろ。

そういえば、七輪の炭を高温にするため、ドライヤーを使っている動画を見た覚えがある。

やってみようか。

 

早速、炭を追加し、ドライヤーで送風してみた。

その効果は、

スゲー。スゲーーーーーーー。

スゲーーーーーーーーーーーーーーー。

 

炭が爆発的に燃焼。

スキレットのタールは、秒で燃え尽きた。

ドライヤー、おそるべし。

 


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タールが消し飛んだスキレット

底の上部に「ERIE 」の刻印。

下部に「9」。

でも、中央にあると思っていた型番はない。

スキレットのサイズが「9」、ディープタイプなので、

「733」の刻印が中央にあるはず。

でも、無い。

初期型Griswold には、型番が刻印されていないスキレットも多くある。

これは、そのタイプかな。

 

「733」の型番が刻印されていないのは、残念。

でも、このタールスキレット、タールを焼き切った本体は素晴らしいコンディションだった。

⚫ 刻印がハッキリ刻まれている。

⚫ 鋳鉄の肌が滑らか。

⚫ クラックなどのダメージがない。

⚫ 歪みもない。

ほぼ、完品。

 

これは、嬉しい。

嬉しい、誤算。