オークションとフリマ

ヤフオクには、2つの売り方がある。

⚫ オークション

⚫ フリマ

オークションは、最低価格を出品者が指定し、最高価格をつけた買い手が購入する。

フリマは、出品者が売値を決めて出品する。買い手は出品者の売値で購入する。

 

オークションのメリットは、買い手の競争を煽ることができること。

買い手の競争が激しければ、高値で売ることができる。

買い手の競争が低い場合は、低い値段になる。

買い手の競争を煽れないものは、オークションに出品するメリットは薄い。

 

フリマのメリットは、オークションよりも、比較的高値で売れること。

同じ商品を、同じ値段で、出品する。

オークションでは、最低落札価格一万円で出品する

フリマでは、売値一万円で出品する。

この2つ、購入する人にとっては、同じ価格。

同じように売れるはず。

でも、同じではない。

 

フリマの方が購入される確率が高い。

オークションは、終了日まで競争購入者の有無をウオッチできる。購入希望者は、競争者がいないことが分かるため、競争者が現れるまで、保留することができる。出品価格低下を待つことができる。

フリマは、競争購入者が見えない。購入希望者は、常に競争購入者を意識せざるを得ない。

よって、売り手の価格が通る可能性が高くなる。

そういうことのように思う。

 

金鯖は、状況に応じて、オークションとフリマを使い分けている。

⚫ 早く処分したいもの。

⚫ 人気が高く、競争購入者が多いもの。

こういうタイプの物は、オークション。

 

⚫ 市場価格があるもの。

⚫ 競争購入者が少ないもの。

こういうタイプの物はフリマ。

 

だけど、売って面白いのは100円オークション。

これは、ギャンブル。

終了間際に、価格が異常に高騰する場合なんかは、パチンコで大当たりした時のような興奮が味わえる。

逆に、思った値段より低く落札される場合も多いけどね。

 

オークションもフリマも、金鯖は大好物。

 

 

 

 

 

タールまみれスキレットを焼く

タールにまみれたスキレットを焼いて、タールを焼ききることにした。

 

まず、炭火をおこす。

日曜大工の廃材を細かく割り、スターターに投入し、着火。

炎が出たら、炭をスターターの中に投入する。

スターター内部の様子をみながら、炭を追加投入する。

 

使う炭は、ホームセンターの安物炭。

スキレットを焼いてタールを焼ききるには、高温が必要になる。

高温を出せるのが、ホームセンターの安物炭。

高級炭は駄目。

 

炭がおこったら、能登珪藻土BBQコンロに炭を投入し、

炭の上部にタールスキレットを設置。

そして、手製円錐煙突を竈に被せる。

このまま放置。

煙突効果で竈の中は高温になり、タールは焼ききれる。

 

すぐに、タールが焼ける煙がモクモク。

モクモク。

モクモク。

モクモク。

モクモク。

モクモク。

 

ウーン。ちょっとオカシイ。

煙が無くならない。

温度、上がってないのかな。

円錐煙突を外し、スキレットをみる。

タールの状態を見る。

タールの色が黒い。

焼ききれれば、タールは白くなる。

まだタールが焼き切れていない。

これは、温度が不足している。

 

どうしたら、よかろ。

そういえば、七輪の炭を高温にするため、ドライヤーを使っている動画を見た覚えがある。

やってみようか。

 

早速、炭を追加し、ドライヤーで送風してみた。

その効果は、

スゲー。スゲーーーーーーー。

スゲーーーーーーーーーーーーーーー。

 

炭が爆発的に燃焼。

スキレットのタールは、秒で燃え尽きた。

ドライヤー、おそるべし。

 


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タールが消し飛んだスキレット

底の上部に「ERIE 」の刻印。

下部に「9」。

でも、中央にあると思っていた型番はない。

スキレットのサイズが「9」、ディープタイプなので、

「733」の刻印が中央にあるはず。

でも、無い。

初期型Griswold には、型番が刻印されていないスキレットも多くある。

これは、そのタイプかな。

 

「733」の型番が刻印されていないのは、残念。

でも、このタールスキレット、タールを焼き切った本体は素晴らしいコンディションだった。

⚫ 刻印がハッキリ刻まれている。

⚫ 鋳鉄の肌が滑らか。

⚫ クラックなどのダメージがない。

⚫ 歪みもない。

ほぼ、完品。

 

これは、嬉しい。

嬉しい、誤算。

 

 

 

 

 

タールまみれのGriswold ディープスキレット

タールまみれのGriswold ディープスキレットが米国から到着。

 

乾いたタールに覆われたスキレット

タールはパラパリに乾いている。

多分、かなり長期に亘って、使われていないのかな。

 

タールで汚れたスキレット、このタール汚れも、味といえば、そのようでもあるが。

 

でも、いくらなんでも、汚いよな。

 

タールは高熱で焼けば消し飛ぶ。

 

だけど、この高熱を作るのが難しいのよ。

 

アメリカ映画に出てくるような、サマンサが使うような、デカイオーブンがあれば良いが、我が家にはそんなものは無い。

家庭用のガスコンロは、高火力は使えない。

セーフティ機能があるからね。

焚き火が出来れば良いが、横浜市では、焚き火は禁止。

八方塞がり。

 

でも、一つ抜け穴がある。

横浜市では、炭火は使って良い。

炭火で高熱を作る道が残されている。

 

でも、金鯖の過去の実験では、普通の炭火ではスキレットのタールは焼ききれない。

普通の炭火では、火力不足。

 

この炭火火力不足問題を解決した方法は煙突。

そう、煙突効果。

1. 七輪で炭火をおこす。

2. 七輪の上に煙突を設置する。

3. 煙突の中にスキレットを置く。

これで、煙突の中は高温になり、タールは燃え尽きる。

 

タールが消し飛ぶと、スキレットは綺麗になる。

錆びもありそう。

錆は、電解で綺麗になる。

サンポールを使って錆び落とし。」できるようだが、鉄に酸は使いたくない。

金鯖は電解。

焼いて、電解したら、新品みたいに綺麗になる。

 

タールにまみれたスキレット

裏の上部、「ERIE 」の刻印は見えている。

それ以外の部分はタールに覆われている。

何も見えない。

ヒビや欠けのようなダメージが隠れている可能性もある。

 

焼いて、タールを消し飛ばしたら、何がでてくるんやろ。

楽しみやな。心配もあるけどね。

 

明日、焼こ。

年末の横浜南部市場、やっぱり激混み

今日は12月30日。

横浜南部市場に行った。

 

昨年、バイクで出掛けて、激混みだったので、今年はシーサイドラインを利用した。

シーサイドラインは、空いていたが、南部市場は激混み。

特に、野菜売り場と、魚売り場。

金鯖は魚を買いに行ったのだが、

スゲーーーー、混んでいた。

 

これはヤバイ。

コロナ間違いなく感染するな。

でも、その人混みに突っ込んだ。

魚買わないで、撤退なんかできねーよ。

 

でも、よく見ると、

普段は魚売ってない店まで、魚売ってるよ。

マグロ。

イクラ

ウニ。

カニ

こういう、正月魚介。

 

いいのかねーーーー。

こんなことして。

 

そりゃーー、売れるもんね。

魚介、並べりゃ。

普段南部市場に来ている人は、分かるけど。

 

金鯖は、本当の魚屋で刺身を二つ購入。

しめて、7000円。

年末って本当にオカシイよな。

普段は、1000円の刺身も高くって買わないのに。

その7倍だぜ。

そりゃー、魚介売るよな。

魚介、儲かるよな。

 

金鯖みたいな馬鹿がいっぱいいるから。

 

 

 

 

普通、その幸せ

幸せとは、普通であること。普通に生活できること。

普通とは、「生きるのが辛くない」こと。

 

金鯖は四年前に半年ほど、鬱を経験した。

● 食べ物の味がしない。食欲がない。食事がしんどい。

● テレビを見るのが、しんどい。

● 椅子に座り続けるのが、しんどい。

● 日常がしんどい。

● 生きるのがしんどい。

この鬱の半年、生きていることが、それ自体がしんどかった。

 

金鯖は思う。

普通は、普通であることは、大変な幸せだと。

 

不眠症について思うこと

金鯖は不眠症になりました。

四年前の冬の、ある寒い夜に。

 

原因は更年期障害です。

医師に確定診断された訳ではありません。

医者からは、見捨てられました。

金鯖が、「更年期障害」と決めただけです。

還暦を過ぎて、身体の何かが変化したのだと。悪い方に。

そういう状態を世間では「更年期障害」と呼ぶと理解し、自分で自分を「更年期障害」と呼ぶことにしました。

 

四年前のある夜。

体がいきなり、熱くなりました。

暑すぎて、布団を被れません。

布団を剥がせば、寒くて眠れません。

過去にも眠れない夜はありました。

でも、身体が異常に熱くなって眠れない。

こんな異常な経験はありませんでした。

気持ちが焦ってパニックになりました。

こんなドタバタの夜がきっかけとなり、不眠症となりました。

 

「体が熱くなって眠れない。」

内科の医師、心療内科の医師、相談しました。

見捨てられました。

話をまともに聞いてもらえませんでした。

総合病院の検査を受けても無駄だと言われました。

 

その寒い夜から四年が経過した今でも、就寝時に体が異常に熱くなる症状は継続しています。

でも、今では、その症状への対象方法が金鯖の中で確立しています。

冬は冬布団といった既成概念は捨てました。

薄手の夏用羽毛布団、薄手のタオルケットやフリースブランケットを重ねて使っています。

体の要求に応じて、重ねる枚数を調整します。

昨日は、室温12度。

薄手の夏羽毛布団に、フリースブランケット一枚を重ねて寝ました。

・薄手の夏用羽毛布団一枚。

・フリースブランケット三枚。

・薄手のタオルケット二枚。

この三種を組み合わせて、使うことによって、体の声に合わせて調整します。

洋服の重ね着と同じです。

薄い服を重ねる方が温度調整が細かく出来ます。

 

 

四年前の不眠症発症時、酷い状態でした。

毎日、夜になるのが恐怖でした。

毎日、布団の中でモンモンとしていました。

色々と情報を探して、試してみました

・ベッドを変えました。

・風呂の時間を変えました。

・朝、日光浴をしました。

・サプリを飲みました。

・毎日一時間以上、歩きました。

どれも、効果は明確にはありませんでした。

ある日、こういったことに拘っていること自体が、間違いだと感じ、普通の生活に戻しました。

 

眠れない夜もあります。

眠れない夜を怖れながらも、一睡もできない夜は多くありませんでした。

毎日、数時間、布団の中でモンモンと過ごします。それでも、睡眠はありました。

眠たくなって眠るような普通の睡眠はありません。

モンモンと悶える中で、落ちるような睡眠です。

四年経った今も、不眠症は継続しています。

随分と緩和されていますが。

 

その当時、朝の新聞配達が恐怖でした。

モンモンと眠れない夜を過ごすと、朝の新聞配達の音が聞こえてきます。

その音を聞くと、死刑宣告のように思えました。

夜も明けようとしている。

少しでも眠らなくては。

心が焦ります。

その焦る心が嫌でした。

焦ってはいけない。そう分かっていても焦る心。

「焦ってはいけない」そう思う心も。

新聞配達の音は、二重の焦りを突きつけました。

 

不眠症発症当時、安全といわれる睡眠薬を処方されていました。

この睡眠薬、金鯖には効果ありませんでした。

睡眠薬を処方された一日目、睡眠薬の効果で眠ります。

二日目になると、その効果を期待して、頭の状態を意識が注視するようになりました。

そうなると、睡眠薬は効きませんでした。

睡眠薬が効かないことを医者に訴えると、睡眠薬はそんなもんだと言われました。

効かない睡眠薬を飲み続ける意味はありません。

金鯖は、睡眠薬の断薬を決意しました。

断薬をして、不眠症の症状は変わりませんが、断薬できたことは前進でした。

 

その後、不眠症は一進一退を繰り返しながら、薄皮を剥ぐように、徐々に徐々に、四年をかけて改善していきました。

何かをして、改善したという訳ではありません。

時間が不眠トラウマを薄めていきました。

 

不眠症四年の経験から、眠りについて幾つかの気付きがありました。

⚫ どんなに酷い精神状態でも、人は眠る。

 

 

 

⚫ 眠ったか、眠っていないか、それは当人にはわからない。

眠っているとは気を失っている状態。

意識が無い状態。

だから、眠っていたという記憶は無い。

記憶に残るのは眠っていない状態。

だから、記憶を繋ぐと眠っていないことになる。

眠っていないと思っても、実際は眠っていることが多くある。

おかしなことに、不眠症とはフィクションということになる。

実態が無い病気。

実態が認識出来ない病気。

人間の意識というものは、おかしなものだと思う。

自分の意識で自分を傷つける。

 

⚫ 身体が眠りたいとき、人は眠る。

 

⚫ ちょっと熱いよりも、ちょっと寒い方が眠りに入りやすい。

 

鬱について思うこと

金鯖は四年前、鬱になりました。

四年前の冬、更年期障害により、不眠症になりました。

不眠症が引き金になり、鬱になりました。

そして、半年後に抗うつ剤によって回復しました。

 

鬱になった当初、自分が鬱病であることを認められませんでした。

 

不眠症とは、「睡眠できないかもしれないという恐怖」によって睡眠障害になる病気です。

毎夜、毎夜、「眠れないかもしれないと怖れ、眠れない夜を過ごす。」これは、結構辛いことです。

このストレスが鬱病の引き金となったと思います。

 

症状は、食欲不振と倦怠感です。

 

食事の味を感じなくなりました。

そして、どんどん食べる量が減少していきました。

徐々に徐々に食事が辛くなります。

食欲はありません。

食事が義務に変わります。

ご飯一杯が辛くなります。

心が病んできます。

 

 

倦怠感もどんどん酷くなります。

電車に座っていることが辛くなりました。

テレビを見ることも辛くなりました。

 

この倦怠感、なめることができない辛さがあります。

倦怠感ですから、痛くも痒くもありません。

体がだるいだけです。

でも、真綿で絞められるような辛さがあります。

怖いのは、このだるさが一生続くと考えることです。

何ヵ月も倦怠感が続くと、辛さが蓄積してきます。

生きるのが辛くなってきます。

心が闇にのまれます。

 

 

金鯖は、自分が鬱病であることを認めることができませんでした。認めることによって、人生が終わるように感じていました。

診療内科の医師からは鬱病の薬を勧められましたが、断っていました。

 

不眠症となり、鬱が発症して半年経過した頃です。

鬱の症状がどんどん悪化し、自分が鬱病であることを認めざるを得なくなりました。

 

そして、鬱病の薬を処方してもらいました。

鬱病の薬は種類があり、人によって効果が出る薬が違うそうです。

最初の薬は効きませんでした。

レクサプロ錠10mgという薬です。

食欲はなく、倦怠感はかわりません。

この薬を飲みだして、物が二重に見えるようになりました。

 

一月後、医師に薬が効かないこと。食欲不振が辛いことを訴えました。

そして、二種類目の薬が処方されました。

サインバルタカプセル20mgという薬です。

この薬が金鯖を救ってくれました。

嘘のように、食欲が出てきました。食事の味が戻りました。

倦怠感もきれいに無くなりました

嘘のように。

 

鬱病とは、精神の病気、心の病気、というイメージですが、

金鯖は、「脳の病気」という感じがします。

自分自身として、心が病んだという感覚が無いからです

ストレスによって、脳のホルモンバランスが崩れ発症したという理解です。

 

鬱は、心の弱さが原因。心の病気。

そのようなイメージが世間一般にあります。

金鯖も、自分が鬱病を罹患するまでは、そのような理解でした。

 

今は違います

鬱病は、風邪や腹痛と同じ体の病気だと感じています。

脳という体の部位の病気だと。

だから、薬で治療できるのだと。

 

 

 

久慈の砂鉄鍋

金鯖はディープスキレットを収集している。

米国のヴィンテージ物。

鋳鉄で作られたディープスキレット

 

日本で鋳鉄といえば南部鉄器が有名。

でも、南部鉄器はマニア心をくすぐらない。

くすぐられない。

 

久慈の砂鉄鍋が面白い。

その武骨さ。

トンドモナイ厚み。

トンデモナイ重量。

素朴なデザイン。

砂鉄鍋は、天婦羅鍋、すき焼き鍋がメイン。

金鯖の収集ターゲットではない。

面白いと思いながらも、スルーしてきた。

 

久慈の砂鉄鍋。ヤフオクでは人気が高い。

マニア心をくすぐる何かがあるんだと思う。

すでに、製造されていないこともあるしな。

 

先日、ヤフオクをパトロールしていて、久慈の砂鉄製品にフライパンがあることを知った。

フライパンであれば、金鯖収集範囲といってもよい。

かなり興味がある。

 

買ってみたい。

ヤフオクに出品されないかな。

トロールするか。

 

手に入れて気に入らなければ、ヤフオクで売ればいいしな。

それはそれで、面白いからな。

 

追記:

ヤフオクで落札履歴を調べたら、諭吉2.5。

結構な高値でした。

マニア心、くすぐるからな。

 

 

鋳鉄は脆い、だが良い。

鋳鉄は脆い。

先日も、鋳鉄フライパンを一つ割ってしまった。

日常使いにしていた鋳鉄フライパン。

気が付いたら、ヒビが入っていた。

フライパンの側面に油シミがあったので、観てみるとヒビが入っていた。

もう使えないので、処分することに。

そのままの姿だと、粗大ごみになって、面倒なので、ハンマーで叩き割った。

叩き割ると、小さな金属となり、通常のゴミだしで処分できる。

鋳鉄フライパン、

熱変化に弱く、ハンマーで叩き割れるほどに脆い。

数ヶ月前にも、シングルバーナーで鋳鉄フライパンを熱し、ヒビを入れてしまった。

部分的に高熱となったことが原因と思う。

 

鋳鉄フライパンは、重くて脆い。

でも、金鯖は好きである。

 

金鯖は、鋳鉄フライパンで豚肉しょうが焼きを作る。

目玉焼きを作る。

餃子を焼く。

食材がこびりつかないから。

 

餃子は難しい。

非常にこびりつく。凄くこびりつく。

でも、鋳鉄フライパンは大丈夫。

 

ハンバーグを作る。

鋳鉄のオモーイ蓋をする。

蓋をして、強火で焦げ目をつけるように一分焼く。

蓋をしているから、油が飛び散らない。

裏返して、蓋をして一分。

そのまま、弱火で五分。中まで火を通す。

はい。

美味しいハンバーグの出来上がり。

 

鋳鉄ディープスキレットで唐揚を揚げる。

鋳鉄ディープスキレット、重くて平たくて安定。

揚げ物は危険。

軽い鍋では揚げたくない。

服に引っ掛かる。鍋がひっくり返る。火傷する。

これは、絶対に避けたい。

鋳鉄ディープスキレット、平たくて重い。

当然、安定する。

抜群に安定する。

凄い安心感。

 

それだけでなく、

鋳鉄の質量は、油の温度を安定させる。

だから、唐揚が美味しくできる。

 

ハヤシライスを作る。

炒めと煮るが同時にでき、重い蓋でじっくり煮込めるから。

 

牛肉を炒める。

玉ねぎを炒める。

水を入れて煮込む。オモーイ蓋をする。

ハヤシの素を投入。

さらに、オモーイ蓋をして、弱火で煮込む。

はい。出来上がり。

美味しいハヤシライスが。

 

鋳鉄フライパンが好きといっても、何でもという訳ではない。

古い昔のアメリカ製フライパン。

中でも、ディープスキレット

そのフォルムが何ともいえない。

Griswold 、Wagnerware 、CHF。

今のアメリカには無い、クラフトマンシップを感じる。

武骨なデザイン性がある。

 

 

売ったり、買ったり

売ったり、買ったり、これが案外楽しい。

 

金鯖は、ディープスキレットを収集している。

米国のヴィンテージ物。

購入するのは、米国のオークションサイト。

日本の中間業者(セカイモンとか)を通して。

 

オークションで購入する際に、勢いで、収集対象ではない物を落札してしまうことがある。

 

昨年の冬、スキレットを落札した。

このスキレット

オークションの画像を見て、ディープスキレットだと思えた。

そこで、入札。

1ヶ月後、手許に到着。

現物を見ると、ディープちがうやん。普通やん。

ということに。

 

このスキレット、暫くは手許に置いていましたが、やはり収集アイテムではないので、ヤフオクで売ることにした。

 

こういったアイテム、売るのは結構難しい。

何しろ、買手が少ない。

しかも、市場価格というものが無い。

市販品ではないので、相場というものが無い。

いくらで売ればいいのか、適正価格がわからない。

金鯖の都合からいえば、このスキレットを買うのに要したお金は回収したい。

でも、そういう都合は買手には関係ないしね。

 

このスキレットは、本当に相場が分からなかったので、開始価格100円で、オークションにかけた。

過去の経験では、100円オークションはリスクが高い。

とんでもなく安い価格で落札されることがある。

逆に思ったより高い場合もありますが、それは少ない。

 

このスキレット、思ったより高く売れた。

少なくとも、購入費用は回収できた。

オークション終了間際に、競り上がった。

価格変動を見ている金鯖はドキドキ。

すごい。

値段、ドンドン上がる。

どこまで、上がるの。

スゲー。

 

このオークションには、もう一品、出品していた。

同じく100円で。

こちらは、惨敗。

購入費用の半分も回収できなかった。

 

二つ合わせると、少し敗けているかな。

でも、良しでしょう。

 

米国のオークションサイトで買って。

現物が着荷して、

ヤフオクで売って、

それだけで、十分に楽しんだ。

そのうえ、儲かったら、ダメでしょう。

欲が深すぎるでしょう。

 

オークションサイトで探す楽しみ。

オークションで入札し、落札までのドキドキ。

落札できたときの喜び。

商品が着荷し、現物を見て触って、喜んだり、ガッカリしたり。

オークションに出品し、思い通り売れたときの満足感。

これで十分。

 

ディープスキレット収集、なかなか面白い趣味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

年末の散財

ある年の暮れ、12月。

散財をした。

金鯖は、ディープスキレット(チキンスキレットともいう)を収集している。

普通のスキレットではなく、深いスキレット

古き米国の深型フライパン。

武骨ながらも優れたデザイン、職人のスピリッツを感じさせる品質、鋳鉄の味わい(アルミも集めていますけど)。手の届く値段。

金鯖は、このディープスキレットを探して、米国のオークションサイトを定期的にパトロールしている。

 

 

そして、ある日。

米国オークションサイト、長く探していたディープスキレットを発見した。

Griswold 初期のディープスキレット

大きさは12インチ。

深さ3インチ。

スキレットの裏上部に大きく「ERIE」と刻印された品。

油汚れが酷く、スキレット全体がタールに覆われている。

タールに覆われているため、隠れたダメージの可能性がある。

これだけ汚いと、入札する人も少なくなる。

隠れたダメージのリスクもあるが、安く買える可能背も高い。

初期型は買いたいなー。

欲しいなー。

持っていないので、現物を見たいしな。

タールで汚いけど、これはクリーニングできるしな。

綺麗にできるしな。

リスクあるけど、これは、入札しよ。

 

という感じで、入札。

入札価格は、「酷い油汚れ」という割には、高めにした。

やっぱ、欲しいかんな。

 

 

そして、もう一つgriswold 初期型ディープスキレットを発見。

艦長、敵艦発見しました。

 

Griswold #734。

ディープスキレット三兄弟の長男。

一番デカイやつ。

スキレットの裏に、刻印がある。

上部に「ERIE 」。

中央に「734」。

下部に「10」。

これは、ええやんか。

コンディションも良さそうやし。

欲しいなーーーーー。

高くなるんかな。どうなんやろな。

こんな物、滅多に出ないしな。

一応、入札しとこか。

 

さらに、

事のついでに、オークションサイトをブラブラしていたら、もう一つの探し物を発見。

Wagnerware #568。

アルミのチキンスキレット

スキレットカバー付き。

 

金鯖は、Wagnerware #509を保有している。

Wagnerware #509は、#568の一回り大きいチキンスキレット

この#568を購入できたら、

チキンペアが完成する。

これ、入札するしかないよな。

 

またまた、

更に、

オークションサイトをブラブラ。

またしても、探し物を発見。

Griswold #733。

Griswold のディープスキレット

初期型ではないが、2番目に古い型。

スキレット裏の刻印。

上部に「9」。

中央に、クロス十字の刻印。

下部に「ERIE 」。

 

今は、#732を持っている。

#734は、入札中。

これを手にいれると、#732、#733、#734、のディープスキレット三兄弟が揃う。

 

これは、入札するしかないよな。

 

 

こういうことって、あります。

仕事と同じ。

無いときはないのに、あるときは集中する。

 

そして、入札の結果は。

全部、落札。

すごーーーーーーーーい。

すごーーーーーーーーい。

 

普段は入札しても、落とせないことが多いのに、

今回は全部落とせた。

こんなことって、あります。

ラッキーが重なること。

 

でも、こんなことに運を使って、いいのかしらん。

 

そんなこんなで、ディープスキレットを4個落札してしまった。

Griswold が3つ。

Wagnerware が一つ。

どれも一年ほど探して見つからなかった品。

だから、嬉しくはあるんですが、後ろめたくもある。

4個の総額はそれなりの金額になる。

到底、フライパン4個の値段ではない。

iphone14が買えてしまう。

金鯖、心がチキンです。

何か言い訳が欲しい。自分に。

 

 

どうしたものか。

何とか補填するか。

ヤフオクするか。

売るか。

使ってないものを。

釣竿とか、本とか、昔買った収集品とかを。

そうしよう。

 

鰡の干物

鰡の干物を製造しました。

5パーセントの塩水に2時間。

キッチンペーパーで水気を拭き取り、ベランダに干しました。

11月の晴天。朝から夕方まで。

南側の日の当たるベランダ。

午後、釣りに行って、夕方に家に帰ると干物が完成していた。

飴色の綺麗な干物が。

冷蔵庫に保管。

 

5日後、昼飯で、鰡の干物を食べました。

淡白な味。

淡白ではあるが、旨味はある。

 

これは、日本酒に合う。

 

ボラって、ケッコウイケル魚ジャーナイノ。

フライが旨い。

干物も旨い。

次は昆布締めかな。

 

 

明日も、釣りに行こう。

鰡が釣れたら、当然、持ち帰ります。