災害は地形に依存します。
災害を避けることは案外簡単です。
災害に見舞われる地形に住まないことです。
これだけで災害リスクは大きく減少します。
先祖代々の家を受け継ぐ場合には、住居を移転することは中々難しいと思います。
昔は水に近い場所が圧倒的に便利でした。
農業には水が必要ですし、商業の場合でも水運の利用は有効でした。
そのため、水に近い場所に人口が集中しました。
しかし、今は違います。
交通機関が発達し、電気、ガス、水道、道路、社会インフラが充実しています。
会社に勤めているのであれば、住居は自由に選べます。
安全な場所に住みましょう。
安全な場所とは、地盤が強固な高台です。
どうしても、被災が想定できる地域に住む場合は、被災をできるだけ少なくする準備と、早期の避難を心がけることが必要ではないかと思います。
東京、大阪、名古屋の3大都市圏には海抜0メートル地帯が大きく広がっています。
このような地域は地震にも、水害にも弱いです。
このような地域で個人的努力により被災を免れることは非常に困難だと想像します。
このような地域での防災の基本は避難でしょう。
しかし、残念ながら避難して防ぐことが出来るのは、命だけであって、家財は被災します。
命だけが助かっても、その後の生活は厳しいものになりそうです。
やはり、安全な地形の場所に居住されることをお勧めします。
金鯖はこの件についての政府や自治体の対応に疑念を持っています。
どうして、軟弱地盤や洪水が想定されている地域への居住を制限しないのでしょうか。
都市計画法を改正することにより、居住を制約することは今すぐにでもできることです。
いくら避難計画を作っても、それは、根本解決にはなりません。
今のまま放置すると、大変な数の住民が犠牲になります。
確かに、居住を制限することは住民の反発を招くでしょう。
しかし、災害リスクが高い地域への居住を制限することが住民の命を守る最も確実な方法ではないのでしょうか。