金魚飼育で大変なのは水換えです。
凡そ、1ヶ月に1回、水換えをするようにしています。
水換えで注意が必要なポイントは二つです。
一つは水道水に含まれる塩素です。
塩素の入った水を水槽にいれてしまうと、金魚に有害ですし、水を濾過してくれているバクテリアにとって致命的です。
最悪な場合、濾過器に生息するバクテリアが死滅し、濾過器の濾過機能が失われます。
水道水から塩素を除去するためには、水を日光にあてる方法と、カルキ抜きを使う方法があります。
注意点のもう一つは温度です。
金魚は水温の変化を嫌います。
特に冬は、室内に置いている水槽の水温と、水道水の水温の差は非常に多くなります。
室内の水槽水の水温は20度ほどありますが、水道水の水温は0度近くです。
20度の温度差があります。
金魚は、僅かな水温差にも敏感だといわれています。
冬の水換えで大変なのは、水道水が低温になるため、水槽水との温度差が大きくなり、水道水がそのまま使えないことです。
金鯖は、水道水が入ったポリタンクを水換えする日の前日に室内に運び込みます。
そして、室内と温度が同じになったポリタンクの水を使って水換えをしています。
金鯖家のリビングは、冬になると16~17度になるように管理しています。
ちょっと寒い。
水槽の水温も、16~17度です。
16度の水は冷たい。
我慢はできる冷たさですが。ちょっと嫌。
困るのは、緊急に水が必要になる場合です。
水槽の水質が悪化して、金魚の体調に異変が生じた場合など、緊急な水換えが必要です。
しかし、水槽の水換えに使う大量の水を緊急に温めることは困難です。
金鯖は、そのような事態にならないように、冬になると金魚に与える餌の量を減らすようにしています。
春から秋は毎日金魚に餌を与えるのですが、冬は週に二回ほどに押さえるようにしています。
金魚の健康を保つ上で最も大事なことは、水槽水を汚さないことです。
そのためには、餌の量を抑えることです。
我が家には、リビングの水槽の他に、裏庭にプラ船があります。
このプラ船でも金魚を飼育しています。
この裏庭のプラ舟は冬になると水温が0度程度になります。
このような水温になると、金魚は仮死状態になるといわれています。
寒い冬の朝にプラ舟の金魚を見ると、動いていません。
フラフラしています。
意識喪失状態やね。
この裏庭のプラ舟は、秋も深くなり、水温が15度を下回るようになると、餌を止めます。
そして、翌年の春になり、水温が15度を超えるようになるまで、餌を与えません。
プラ舟は金鯖家の北側にあり、冬は終日日陰です。
そのため、水温は一日の最低気温程度です。
4月にならないと水温は15度まで、上がってきません。
晩秋から初夏まで、殆ど半年に亘り餌を止める事になります。
元気な金魚は無事に冬を越すのですが、調子の悪い金魚は冬を越えることができないことがあります。