食料備蓄方法

食料備蓄の資料を読むと、備蓄方法として、ローリングストック法が推奨されていることが多いようです。

このローリングストック法は、日頃使う食料のストックを通常より多くして、うまく回転させながら、無理なく、ロスなく備蓄する方法だそうです。

例えば、お米の場合であれば、一回の購入で一ヶ月の使用量を購入するとして、全部消費してから購入するのでなく、半分消費したら購入するようにすることにより、常に最低でも半月分のお米をストックとして持つことができる様になります。

お米以外でも、スパゲッティーのように保存性の良い食品をそのように購入することにより、家庭でのストックを増やすことが出来ます。

このように購買サイクルを廻す事により、家庭で無理なく食料備蓄を行うことができます。

お米、スパゲッティー、インスタントラーメンの3種類だけでも、このような購買サイクルを回して、ローリングストック法で備蓄できれば、効果は確実にあると思います。

家庭での食料備蓄の一番の問題は、継続性にあると思います。

保存性の高い食品を常に一定以上の分量を備蓄することは問題なく出来そうにも思えますが、人の危機意識は長続きしません。

大災害が起こると、その後暫くは、備蓄に注意を払いますが、1年2年経つとすっかり忘れてしまいます。

これは、仕方のないことだと思います。

日々、忙しい生活を送っている中で、身の回りには次々と問題が発生します。

その中で、災害への危機意識はどんどん風化していきます。

しかも、現代日本のように高度に流通が発達した中で日々の生活を送っていると、普通の日常生活であれば、保存ということを考える必要がありません。

逆に、多くの食品は鮮度の高い状態で食べたほうが美味しいという現実もあります。

お米も精米後は酸化によりどんどん劣化すると言われています。

多く購入することにより、無駄にしてしまうことも多いという現実もあります。

このように考えると、家庭での備蓄の継続性はかなり難しいのが現実であると思います。

しかし、食料備蓄の必要性は間違いなくあります。大きな危機が発生した後に後悔しても遅いのです。

今行う必要があります。

しかも確実に。