鋳鉄は脆い、だが良い。

鋳鉄は脆い。

先日も、鋳鉄フライパンを一つ割ってしまった。

日常使いにしていた鋳鉄フライパン。

気が付いたら、ヒビが入っていた。

フライパンの側面に油シミがあったので、観てみるとヒビが入っていた。

もう使えないので、処分することに。

そのままの姿だと、粗大ごみになって、面倒なので、ハンマーで叩き割った。

叩き割ると、小さな金属となり、通常のゴミだしで処分できる。

鋳鉄フライパン、

熱変化に弱く、ハンマーで叩き割れるほどに脆い。

数ヶ月前にも、シングルバーナーで鋳鉄フライパンを熱し、ヒビを入れてしまった。

部分的に高熱となったことが原因と思う。

 

鋳鉄フライパンは、重くて脆い。

でも、金鯖は好きである。

 

金鯖は、鋳鉄フライパンで豚肉しょうが焼きを作る。

目玉焼きを作る。

餃子を焼く。

食材がこびりつかないから。

 

餃子は難しい。

非常にこびりつく。凄くこびりつく。

でも、鋳鉄フライパンは大丈夫。

 

ハンバーグを作る。

鋳鉄のオモーイ蓋をする。

蓋をして、強火で焦げ目をつけるように一分焼く。

蓋をしているから、油が飛び散らない。

裏返して、蓋をして一分。

そのまま、弱火で五分。中まで火を通す。

はい。

美味しいハンバーグの出来上がり。

 

鋳鉄ディープスキレットで唐揚を揚げる。

鋳鉄ディープスキレット、重くて平たくて安定。

揚げ物は危険。

軽い鍋では揚げたくない。

服に引っ掛かる。鍋がひっくり返る。火傷する。

これは、絶対に避けたい。

鋳鉄ディープスキレット、平たくて重い。

当然、安定する。

抜群に安定する。

凄い安心感。

 

それだけでなく、

鋳鉄の質量は、油の温度を安定させる。

だから、唐揚が美味しくできる。

 

ハヤシライスを作る。

炒めと煮るが同時にでき、重い蓋でじっくり煮込めるから。

 

牛肉を炒める。

玉ねぎを炒める。

水を入れて煮込む。オモーイ蓋をする。

ハヤシの素を投入。

さらに、オモーイ蓋をして、弱火で煮込む。

はい。出来上がり。

美味しいハヤシライスが。

 

鋳鉄フライパンが好きといっても、何でもという訳ではない。

古い昔のアメリカ製フライパン。

中でも、ディープスキレット

そのフォルムが何ともいえない。

Griswold 、Wagnerware 、CHF。

今のアメリカには無い、クラフトマンシップを感じる。

武骨なデザイン性がある。