ある年の暮れ、12月。
散財をした。
金鯖は、ディープスキレット(チキンスキレットともいう)を収集している。
古き米国の深型フライパン。
武骨ながらも優れたデザイン、職人のスピリッツを感じさせる品質、鋳鉄の味わい(アルミも集めていますけど)。手の届く値段。
金鯖は、このディープスキレットを探して、米国のオークションサイトを定期的にパトロールしている。
そして、ある日。
米国オークションサイト、長く探していたディープスキレットを発見した。
Griswold 初期のディープスキレット。
大きさは12インチ。
深さ3インチ。
スキレットの裏上部に大きく「ERIE」と刻印された品。
油汚れが酷く、スキレット全体がタールに覆われている。
タールに覆われているため、隠れたダメージの可能性がある。
これだけ汚いと、入札する人も少なくなる。
隠れたダメージのリスクもあるが、安く買える可能背も高い。
初期型は買いたいなー。
欲しいなー。
持っていないので、現物を見たいしな。
タールで汚いけど、これはクリーニングできるしな。
綺麗にできるしな。
リスクあるけど、これは、入札しよ。
という感じで、入札。
入札価格は、「酷い油汚れ」という割には、高めにした。
やっぱ、欲しいかんな。
そして、もう一つgriswold 初期型ディープスキレットを発見。
艦長、敵艦発見しました。
Griswold #734。
ディープスキレット三兄弟の長男。
一番デカイやつ。
スキレットの裏に、刻印がある。
上部に「ERIE 」。
中央に「734」。
下部に「10」。
これは、ええやんか。
コンディションも良さそうやし。
欲しいなーーーーー。
高くなるんかな。どうなんやろな。
こんな物、滅多に出ないしな。
一応、入札しとこか。
さらに、
事のついでに、オークションサイトをブラブラしていたら、もう一つの探し物を発見。
Wagnerware #568。
アルミのチキンスキレット。
スキレットカバー付き。
金鯖は、Wagnerware #509を保有している。
Wagnerware #509は、#568の一回り大きいチキンスキレット。
この#568を購入できたら、
チキンペアが完成する。
これ、入札するしかないよな。
またまた、
更に、
オークションサイトをブラブラ。
またしても、探し物を発見。
Griswold #733。
Griswold のディープスキレット。
初期型ではないが、2番目に古い型。
スキレット裏の刻印。
上部に「9」。
中央に、クロス十字の刻印。
下部に「ERIE 」。
今は、#732を持っている。
#734は、入札中。
これを手にいれると、#732、#733、#734、のディープスキレット三兄弟が揃う。
これは、入札するしかないよな。
こういうことって、あります。
仕事と同じ。
無いときはないのに、あるときは集中する。
そして、入札の結果は。
全部、落札。
すごーーーーーーーーい。
すごーーーーーーーーい。
普段は入札しても、落とせないことが多いのに、
今回は全部落とせた。
こんなことって、あります。
ラッキーが重なること。
でも、こんなことに運を使って、いいのかしらん。
そんなこんなで、ディープスキレットを4個落札してしまった。
Griswold が3つ。
Wagnerware が一つ。
どれも一年ほど探して見つからなかった品。
だから、嬉しくはあるんですが、後ろめたくもある。
4個の総額はそれなりの金額になる。
到底、フライパン4個の値段ではない。
iphone14が買えてしまう。
金鯖、心がチキンです。
何か言い訳が欲しい。自分に。
どうしたものか。
何とか補填するか。
ヤフオクするか。
売るか。
使ってないものを。
釣竿とか、本とか、昔買った収集品とかを。
そうしよう。