格差社会について考えてみた

格差社会という言葉を良く耳にします。

中間層が縮小し、大金持ちと貧乏人の社会になるのではという懸念です。

金鯖は、現在の資本主義のルールが今のまま存続するのであれば、間違いなく格差は拡大し続けると推測します。

 

資本主義は、合理化競争、生産性競争を、徹底的に追及します。生産性とは、人間一人の生産量のことです。

今日、一人1000個製造すれば、明日は1010個です。突き詰めれば、100万個、1000万個、となります。

この力を止めることは誰にもできません。

これは、サービス業でも同様です。

自動化、ロボット化はとどめもなく進みます。

労働に必要な人力は限度なく縮小します。

 

資本主義の論理においては、市場の拡大と生産性の上昇が追及されます。

市場の拡大には限度があります。最も大きな制約要因は地球環境です。地球環境を破壊して、市場が際限もなく拡大することなどあり得ません。

一方、生産性向上には際限がありません。

結果としては、労働人口は徹底的に減少します。

世界は、資本家と高度な専門家、少数の労働者、圧倒的に多くの無業者という世界になります。

 

この無業者ですが、国民の圧倒的多数になります。

従って、政治はこの圧倒的多数の国民の利益に従わざるを得なくなりそうです。

このとき、無業者は何を望むのでしょうか。

公平な配分でしょうか。

ベーシックインカムが導入されるのでしょうか。

しかし、公平な配分で幸せになれるでしょうか。

 

ワカラナイ。