今年の春、金鯖家のリビングに内窓を設置しました。
冬の寒い日、リビングはエアコンは効かなくなります。
リビングには大きな掃き出し窓があり、その窓のアルミサッシが、クーラーのように外気の冷気を取り込むからです。
アルミサッシは、断熱力がないことは知識がありましたが、知識だけで現実的にどれだけの熱交換がアルミサッシで発生しているのか理解していませんでした。
そこで、金鯖は、アルミサッシの窓からくる冷気を温度計で計ってみました。時期は真冬です。
アルミサッシの窓にはカーテンがあります。そのカーテンの下でに温度計を置きます。
すると、温度計に表示された数字がみるみる下がっていきます。思っていたよりも急激です。
あっという間です。
カーテンの裾の下に手を入れると、冷たい風が降りてくるのを感じます。
コールドドラフトです。
ツメタイカゼガオリテクル。
ヤバイ。ヤバイ。ヤバイ。
次に室内の高低による温度差を計りました。
温度計を足下に置くと、温度計の数字はどんどん下がります。
思ったよりも、気温差は大きいようです。
エアコンをつけているのに、室内には冷気が底だまりしているようです。
室内の気温差を解消する方法として、扇風機で空気をかき混ぜると良いと言われています。
そこで、扇風機を廻してみました。
扇風機を廻すと風が体にあたります。扇風機の風量は弱ですが、風が当たると思ったよりも寒い。
足下の冷気が無くなったようにも感じない。
残念ながら、思ったような効果を感じませんでした。
話は跳びます。
リビングは一階にあります。
昼は、アルミサッシ一枚で、世間と接しています。
侵入しようと思えば、簡単です。
こんな無防備で良いのか。
数年前から、心配していました。
対策として、窓をペアガラスに交換できないか、ネットで調べてみました。
ガラスだけをペアガラスに交換しても、枠がアルミサッシのままだと、断熱効果は少ないようです。
樹脂サッシにすると断熱効果は高いようですが、枠ごと交換することになり、高額な工事費になります。
他に良い対策はないのかな。
ネットを検索して、内窓を発見しました。
樹脂製の複層ガラスの内窓です。
壁並みの断熱力があるそうです。
複層ガラスの内窓であれば、外部からの侵入への防御力も上がることが期待できます。
しかも、費用は案外お安いようです。
● 凄い断熱効果。
● 防犯効果も期待できる。
● 設置費用も低め。
ということで、内窓を設置することにしました。
今は秋です。
内窓を設置して初めての夏を経験しました。
真夏にクーラーをかけると足下が冷えて嫌だったのですが、この冷えがなくなりました。
エアコンの設定温度も今までの夏よりも一度上げて、丁度でした。
夏の夕刻、内窓を開けると、外窓と内窓の間に溜まっていた暖気がムワと入りこみます。
この暖気を内窓が遮断していたのです。
内窓効果を直接実感します。
電気料金の節約は大きくはありませんが、室内が快適になりました。内窓効果は十分に感じました。
内窓の防犯効果の方は具体的には測りようがありませんが、心理的には、外出時の安心感が違います。
複層ガラス、かなり分厚いです。
元のアルミサッシのガラスと合わせると、ガラスは計3枚。
泥棒も侵入を諦めるでしょう。
ヤメトコ、コンナマド、メンドウ。
ホカヲサガソ。
内窓は、断熱や防犯以外にも、防音効果が相当にあります。完全に遮音する訳ではありませんが、外の工事音がうるさいときなど、内窓を閉めると随分減音されます。
内窓のデメリットとして、窓の開け締めが倍になって、面倒というのがあります。
金鯖は、内窓を設置しての実感としては、それ程の苦痛には感じていません。人それぞれでしょう。
内窓は、地味ですが、良い買い物だと思います。
追記
内窓を業者に発注した際、業者さんからエコポイントの対象になると教えられました。
工事終了後エコポイントを申請し、ポイントを頂きました。
しかし、このポイントですが、随分と使い勝手が悪いのです。
ポイントの使い道が、特定されています。
このポイント制度のホームページに掲載された商品と交換できるだけです。
しかも、このホームページに掲載された商品の種類は少ないですし、価格も高い。
金鯖にとって、購入できる商品はビールしかなかったので、ポイントはビール購入に使っています。
ナントカシテヨ。
ホンマ。
ドモマランデ。