いつものコースを散歩していると、一戸建ての建築現場に出会います。
建築現場の観察が好きなので、詳しく観察します。
そのように観察していると、建売住宅の手抜き具合に愕然とすることがあります。
現在の建築では、耐震構造は当然です。建築基準法で定められています。
耐震構造にするうえで、筋交いをしっかり入れることは当たり前のことですが、ペラペラの筋交いを形だけ入れているような建築現場を良く見かけます。
筋交いの「抜け防止金物」もなし。釘で止めているだけ。
酷いものです。
この様な手抜き工事、犯罪に近い行為だと思います。
大地震に耐えることが出来るのでしょうか。
建築検査もどうなっているのかな。
建築終了してから、検査するんでしょうか。
建ってしまえば、分からないのに。
結局、泣くのは、不良建売住宅を購入する消費者です。
でも、買った人も、事が起こらないと分からない。
何事もなく、済んでしまうことも多いでしょうから。
大声で抗議する人が居ないので、行政も放置ですかね。
横浜市は、古い建物に耐震改修の補助金を出して、大震災の被害を抑えようとしていますが、新築住宅が不良建築だと、尻抜けです。
建物の構造部分を検査するように、建築検査ルールを変更しないと。と思います。
建売住宅の外装は大抵がサイディングです。
住宅が出来上がった当初はキレイですが、10年ほど経過した建売住宅を見ると、外装のサイディングにトラブルが発生している場合が結構あります。
サイディングの隙間を埋めているコーキングが劣化してボロボロの家や、サイディングが反って外壁が波打っている家など。
不動産業界、危ないですね。
信用できない業界だと思います。
そういう金鯖の家も建売住宅です。
中古住宅を購入し、購入時に内装を剥がしてリフォームしました。古い建売住宅ということもあってか、内装を剥がすと、筋交いはペラペラ。
耐震力なし。
危ない。危ない。